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大工に転職するには?現役大工があなたの疑問を一刀両断!


みなさんこんにちは。
突然ですが、まずは自己紹介をさせてください。

私は現在18年大工をやっています。
いわゆる一人親方と呼ばれる部類に属し、大手ハウスメーカーの仕事と自社の仕事半々くらいでやっています。

18歳で弟子入りし、苦労を重ねてやっとここまでたどり着きました。
弟子入りしたときは日給4,000円スタート!
遊ぶお金もなくて、とても苦労したのを覚えています。

現在の年収は480万前後でしょうか。

今回は、そんな大工歴18年の私が大工に転職するために必要なことや収入に関して、30代40代からでも転職が可能なのか、などのみなさんが知りたいことについてまとめました。
また、実際に大工になるにはどんなタイプの人が適正か、大工の仕事のツライ所や楽しい所についてもまとめています。

最後まで読み進めていけば、きっと疑問も解消されるでしょう。
経験をもとに、余すことなくいい所も悪い所も紹介します!

 

大工に転職するために必要な資格とは?


ここでは、大工になるために必要な資格についてお話しします。

家を建てるのだから何かいろいろ難しい資格がいるのじゃないかとよく思われがちですが、これがないと大工ができないという資格は実はありません。
まったくの未経験者でも会社であったり親方であったり、その下につけばすぐに大工は始められます。

では持ってたら有利に働くよ!という資格についても紹介しますね。

大工技能士

大工技能士という資格は1~3級まであり、技術の度合いを示す資格があります。
直接これがあれば何かできるようになるわけではありませんが、お施主様(お客様)からの信用を得やすくなります。

玉掛作業者

玉掛作業者は、労働安全衛生法第61条、第76条にて規定されている「玉掛け技能講習」および「玉掛け特別教育」を修了した技能者です。
この資格はクレーンを使った作業の玉はずし(荷下ろし)する際に必要となってきます。

建築士

建築士は一級と二級がありますが、家の設計をすることができるようになります。
持っているとできる工事の幅も広がり、より大きな仕事をすることができます。
 

 

収入については?パターン別に大公開!


次は収入について公開します。
大まかに分けると、工務店など自分で顧客を持っている大工、建築会社に雇われている大工、建築会社からの下請けをメインにしている大工の3つに分かれてきます。
それぞれ給料はもちろん、勤務形態も勤務の時間も違いますので、給料をメインとして勤務形態や勤務時間についても説明します。

自分で顧客を持っている大工

工務店などを経営していて、自分で顧客を抱える大工の収入は規模にもよりますが、平均年収600万以上でしょう。
これには、従業員の数によって大きく変わってきます。

勤務形態や勤務時間は自分で決めることができます。

会社に雇われている大工

技術や経験年数、都道府県によって大きく変わってきますが、勤続5年の大工で月収30万弱といったところでしょうか?
ボーナスなどは景気や会社によって大きく左右されますのでここでは取り上げないこととします。
会社員なので福利厚生がしっかりしている点がポイントだと言えるでしょう。

勤務形態は会社員と同じで、時間から時間まで。
残業がある所、全くない所も会社次第です。

下請けをメインにしている大工

これは○○ホームなど大手ハウスメーカーに大工工事を一任されて工事を行う大工になります。
給料は坪単価で支払われることが多く、トータルして1件完成でいくらといった形になります。
年収ですが、400~600万が平均的なところでしょうか?

勤務形態は基本的には自由です。
ただ、忙しい時期などは工期が短く設定されていたりすることが多く、残業や休日出勤の必要な場合も出てきます。

 

30代、40代から大工に転職できる?

結論から言うとできます。
技術が必要な分野はありますが、昔に比べて覚えることが少なくなったことが大きいと言えるでしょう。

昔、のこぎりはすべて目立てして使っていました。
目立てはすごく難しく、絶妙な加減を自力で習得する必要がありました。
ただ、もう覚えなくてもいい技術の1つと言えます。
今ものこぎりを目立てして使っている大工も居ないわけではないですが、少ないです。
今では替え刃式ののこぎりが主流になっています。

カンナ掛けなども機械でできてしまうため、技術は不要ではありませんが出番は減りました。

墨付け(すみつけ)・刻み(きざみ)に関わる技術の習得も必要性がぐっと減りました。
「墨付け」というのは、大工が木材に加工をするための目印をつけることです。
その目印にあわせて大工が加工することを「刻み」といいます。

昔は家一軒分の土台から梁、柱などを何か月もかけて大工の手で、墨付けも刻みも行っていました。
今はプレカットが主流で、わずか2~3日で工場で墨付けから刻みまですべて加工されてきてしまうのです。
なので、ほんの小さなリフォームで時折使うくらいしか出番がなくなりました。

懸念されるポイントといえば体力でしょうか?
これは、やろうという気概に満ちた人であれば軽くクリアできるでしょう。

 

大工に向いている人はどんなタイプ?


大工にはどんな人が向いてますか?
よく質問されます。
ズバリ!こんな人が大工に向いています。

こつこつと作業に打ち込める

1軒の工事に大工1人、珍しいことではありません。
その環境で自信を律し、こつこつと仕事を進められる人は向いています。

ものづくりが好き

家も立派な「モノ」ですから、モノづくりが好きな人は大工に向いています。
大工の技術があれば、机やいす、カウンターテーブルなども作れますので自宅を豪華にできちゃいます♪

頭の回転が早い人

大工は、図面を見て頭のなかで立体的にイメージしなければなりません。
例えば、廻り階段など図面なしで仕上がりの場所を自分の視野にアウトプットする必要があります。
なので、頭の回転の早い人は向いていると言えるでしょう。

提案力がある人

大工の仕事では図面通りにいかない、お施主様(お客様)の希望通りにどうしてもならない(例えばリフォームの現場で、ここに大きな窓が欲しいと言われるが重要な柱を切らなければ収まらないなど)、図面ではこうなっているけどこうしたほうがもっとよくなる、など提案をする場面が多々あります。
それがよい提案であればあるほど、あなたの価値は高く評価されるでしょう。
特にリフォーム工事においては現場の裁量に任されることが多いのでとても重要な項目です。

 

大工の仕事はここがツライ!


大工の仕事のツライ部分、現役大工がズバリ答えます!

最初は給料が安い

見習いの期間は総じて給料が安いです。
道具を使うことから、技術を習得することからなので仕方ないですね。
しかし、仕事さえ覚えられれば給料はすぐ上がりますのでご心配なく。

夏は熱く冬は寒い

現場には空調設備などはありません。
野外作業もそこそこあります。
なので夏はとても暑いですし、冬はとても寒いです。

体力勝負!

頭も使いますが、重たいものを抱える作業もあります。
大工の仕事も機械化が進んでいますが、重たい機械も多いです。
例えば10kg以上の板を頭上に抱えながら7~8kgの機械を片手に天井作業など、きつい部分もあります。

時期によって忙しいときと暇なときがある

会社に雇われている大工はこの心配がないのが強みですが、年中同じペースで家が建ち続けているわけではありません。
忙しいときは休みなしで1か月以上働くこともあれば、暇なときは仕事に空きが出て収入に影響する場合もあります。

 

親方って怖いの?大工の気になる人間関係について


普段は仕事中一人です。
なので、わずらわしい人間関係などはあまりありません。

ただ、大工同士でのコミュニティやお施主様(お客様)との付き合いはもちろんあります。

大工はこれといった信念を持ってやってる人が多いので、悪く言うと頭の固い偏屈な人は多いですね。
ただ、上棟(木造建築で柱や梁などを組み立てて、屋根の一番上の部材である棟木を取り付けるときのこと)など、一人では作業ができずに応援を呼んだりする必要が出てきますので上手に付き合っていく必要があります。

お施主様(お客様)にもいろいろな方がいらっしゃいます。
なかなか心を開いてくれない方、以前工事した大工に雑な工事をされて不安と心配でなかなか信用が得られない方などネガティブな方もいっぱいいらっしゃいます。
ただ、誠意を持った仕事で対応に当たるとわかってもらえることが多いのでそう大変ではないでしょう。

 

でも大工ってここが楽しい!

大工?楽しいです!
現在まで約18年続けられたのもこんな楽しいことがあったからです。

形の残る仕事

家を建てるという形に残る仕事に楽しさを感じます。
大工は1枚の図面から仕上がりまでほとんどのことに携わります。
今でも1軒1軒覚えていて、それが住まいに、そして街の外観になっていく喜びは他ならないものです

お施主さん(お客様)に直接感謝される

大工について3パターン挙げましたが、どの大工でも直接お施主様(お客様)と関わることはとても多いです。
新築物件などは、毎日現場に足を運ぶ方も珍しくありません。
そんな方からいただける「ありがとう」の言葉。
これに勝るものはありませんね。

お施主さん(お客様)との生涯を通したお付き合い

家を建てるというのはそのお施主様(お客様)と一生付き合っていくことになります。
その方と縁が切れないというのは、それだけ信頼されている証であり誇りでもあります。
時間があるときには訪問して回って、お茶を頂きながら世間話。
近所の方や親せきを紹介してもらえたりするとさらに嬉しさ倍増です。
 

 

まとめ

いかがでしたか?
きつくてツライ部分もありますが、一生涯の仕事としてとてもやりがいのある仕事です。
私はぜひあなたの生涯の仕事として「大工」をおすすめします!
最後まで読んでいただきありがとうございました。